シアターD-spirits.ってどんな劇団?

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2025年が皆様にとって素晴らしい1年でありますようお祈り申し上げます。


年の初めに当劇団の来歴について下記のとおりご説明させていただきます。

30年前、桶川市が桶川市民ホールを創建するにあたり桶川市民ホールで舞台芸術文化を発信するために活躍できる市民を育成しました。それがのちの劇団員である私たちです。

30年の歳月を経て今もなお、当初の目的どおり、桶川市民ホールで上演活動を継続的に行い、新作を発表し続け、毎回約600人の観客を動員しています。

これは桶川市が生んだ奇跡とも言えるのではないでしょうか。

30年もの長きにわたりご支援くださっている桶川市様、桶川市教育委員会様、歴代の市長様、教育長様、桶川市民ホール指定管理者様には感謝しきれないくらい感謝しております。

そのご恩返しは、この地の芸術文化の振興に寄与することであると考えています。

この活動をさらに発展させるため、劇団員一同、今年も努力精進を続けてまいります。


<劇団シアターD-spirits.は桶川市が創り上げた劇団です。>

桶川市民ホールは平成9年に竣工しましたが、市は建築構想段階から様々な方面の意見を取り入れ、立地条件を生かした機能性の高い施設にすることを目指しました。桶川市に内外より多くの人々が訪れるきっかけづくりとして、県立の文学館併設や、文化事業にも精通した県教育界の重鎮である青山孝行氏を桶川市教育委員会教育長として招聘したのもその為でした。

平成7年度、青山孝行氏の発案で「舞台芸術土曜大学」(D(ド)ramatic(ラマチック) Aat(アート) College(カレッジ)) ・頭文字をとって「DAC(ダック)」を開講しました。これは、桶川市民ホールが、器としてだけでなく、中身の充実を図り、近代文学館も含め桶川市を文化の発信基地とすべく、「桶川市民ホールにおいて舞台芸術文化を発信するために活躍できる市民の育成」という観点から舞台芸術専門の市民大学を始めたものです。土曜日のみの開催とするため「舞台芸術土曜大学」と命名され、市を中心に広く受講生を募集しました。講師は、劇作家の如月小春氏を初め多方面から著名な講師を指導者としたため、定員50名に対し400名以上の方が応募。個別面談を行った結果、344人の方を受け入れることになり、桶川市の取組はマスコミにも取り上げられました。 

その後、「舞台芸術土曜大学」(DAC)で舞台芸術を学んだ方々に対し、桶川市は劇団をつくり、当初の目的どおり桶川市民ホールでの舞台芸術活動を継続してもらうことにしました。それが、シアターDACです。以来、市から独立後も「市が育成した市民による舞台芸術文化の発信」への桶川市及び桶川市教育委員会の全面協力により、シアターDACは年2回創作劇による定期公演を桶川市民ホールにて続けてまいりました。(現在は年1回)

令和元年度に青山孝行氏が引退されましたが、劇団の名称は若干変更しつつも定期公演を続け、劇団は設立から30年が経ちます。桶川市に育てていただいたご恩を深く胸に刻み付け、桶川市民ホールでの活動を使命と心得て上演を続け、上演作品は57作品を数えます。

また、さいたま文学館が主催し青山孝行氏を講師として開講した「戯曲創作講座」も桶川市の舞台芸術文化に寄与する独自の取組でした。劇団員を中心とする講座修了生が立ち上げた「戯曲創作会」では、毎年1回創作劇の発表会をさいたま文学館文学ホールで開催し、今年で15回目を迎えました。

現在も劇団の活動に対しましては桶川市及び桶川市教育委員会が創設の責任者として後援をしてくださっており、公演時には市長様、教育長様が鑑賞にホールを訪れてくださいます。

他の自治体では類を見ない「市が創り上げた舞台芸術文化の発信を担う劇団」であるシアターD-spirits.は、桶川市及び桶川市教育委員会の方針を踏まえ、桶川市民ホール設置及び管理条例第1条の理念に基づいた桶川市民ホールの実現に寄与するため、桶川市民ホール指定管理者株式会社ケイミックスパブリックビジネス様と、共に手を携え、良好な協力関係のもと、桶川市のさらなる芸術文化振興のために貢献してまいる所存です。


シアターD-spirits. 

顧問 山口 和伸

代表 福島 秀和



シアターD-spirits.

埼玉県桶川市には、観客の皆様に「生き方」を問い続けた伝説の劇団「シアターDAC」がありました。 その劇団のDNAを受け継ぎ立ち上がった新生劇団が「シアターD-spirits.」です。

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